★このHPの内容につて
★このHPでは、「トミカ 高速道路パトロールドライバー」について故障状況と原因及び修理方法について掲載しています。なお、修理方法は自己流に思いつくままに行いましたので、
この方法が最適かどうかは、保証の限りではありませんのでご了承ください。
★ベルトの回転が時々、停止する-----駆動輪の凸部の摩耗
★故障状態★
・ミニカーを運ぶベルトの回転が時々、大きな音をしながら1~2秒程度回転が止まり、
すぐ正常な回転に戻る状態が頻繁に発生するようになりました。
外観は異常がないようなので、とりあえず、分解して原因を調べることにしました。 |
①本体の分解方法-1/2
・ 表側は見た目に異常は見当たらないので、分解して内部を調べることにしました。 |
・分解するため、本体の底面にある27個のネジを全部取り外しました。表側パネルに付いているトンネルやガレージなどは外す必要はありません。
|
②本体の分解方法-2/2
・ 床面を外す時に、表側パネルと細い何本かのケーブルでつながっていますので、誤って切断しないように注意して下さい。 |
③故障原因の探索-1/2
・ 2つの車輪やベルト周辺などに多少綿ごみのようなものはありましたが、回転を妨げるような異物などは挟まっていませんでした。 |
④故障原因の探索-2/2
・ 次に2つの動輪を外して、硬質ナイロン(?)で作られているベルトの引っ掛ける部分を見ましたが、欠けて部分など不具合は見あたりませんでした。
|
・ 左側の大きな車輪を外しましたが、この車輪はベルトを駆動していませんので故障原因とは無関係でした |
⑤故障の原因
・ 次に右側にある駆動輪を外し、ベルトを引っ掛ける凸部を調べました。 |
・キャタピラのようなベルトを引っ掛ける8箇所の凸部が、かなりすり減っていました。 |
★駆動輪にある凸部がかなり摩耗しているので、これが、時々、ベルトを駆動出来ず、空回転して、音をたてる原因と想定できました。
⑥修理の実施
★駆動輪のすり減った凸部をナイロン製結束バンドの断片で補強する事にしました。
・ まず、4本のネジを外し、駆動輪を2つに分解しました。 |
・ 「ナイロン製結束バンド」を駆動輪の幅に切断し、8個の断片を作成しました。 |
⑦修理の完了
・8か所の凸部の左側(回転方向)にナイロン製結束バンドの断片を瞬間接着剤で張り付けました。 |
★身近に有ったナイロン製結束バンドの断片を使用しましたが、それ以外でも硬質ゴムなども代用出来ると思います。
⑧元の状態(分解前)に戻す-1/2
・まず最初に修理した駆動輪を戻します。 |
・ 次に左側にある大きい車輪を戻し、手で車輪を回転方向に回し、駆動輪とベルトがかみ合ってスムーズに回転できるか確認します。
|
・ ケーブルに注意しながら、下部を元の位置に被せて戻します。 |
⑨元の状態(分解前)に戻す-2/2。
・ 外したネジ27本を元の位置で固定します。 |
⑩修理後の確認
・これで修理完了です。 |
・上の写真をクリックすれば正常に動いていることが確認できます。 |
★電源スイッチを入れ、正常にベルトが回転する事、ハンドルが操作出来る事、ランプが点滅する事を確認できればすべて修理は終了です。
・この製品は長い間使用すると、必ず、駆動輪のプラスチックで作られた凸部が摩耗して故障が発生すると思われるのに、なぜ、メーカーでは、凸部を金属など摩耗しない物質で造らなかったのか疑問に思っています。
★なお、この「ベルトの回転が時々、停止する」の故障修理方法はyoutubeにもアップしています。
左のアイコンをクリックすれば見られます。
以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
上記以外にもHPを作成していますので、暇な時にでも見ていただければ幸いです。
(矢印をクリックすれば、見られます。)